著者 安田泰淳(雑学研究家)



楽天の本拠地でサントリーのお酒が販売されなかった理由とは?

楽天の本拠地がある宮城球場!(Kスタ宮城)
実は楽天がプロ野球に参入した2005年のシーズンで、サントリーのお酒だけ販売されていなかったのです。


何故ならば・・・


過去にサントリーの会長だった佐治敬三さんが東北の人に対して、バカにする発言をしたからだとされています。


1988年、TBSの番組で佐治さんは
「仙台遷都などアホなことを考えてる人がおるそうやけど、東北は熊襲(くまそ)の産地。文化的程度も極めて低い」と発言したそうです。


熊襲とは反朝廷派を表す言葉です。


プライドを傷つけられた東北の人たち!
その一部の人たちが不買運動を展開し、酒屋さんなどがサントリーの商品を扱わなくなりました。


この名残が現在でも続き、
東北では現在にいたってもサントリー製品の売れ行きがあまり良くないといわれています。


このイメージを回復させようと、
サントリーは宮城球場での販売権の取得を目指したのですが、予想以上に高かったために断念する事となるのです。


「高いお金を出して宮城球場の販売権を取得しても、宮城ではお酒は売れないので利益を出せないだろう。コストパフォーマンスが悪いので、宮城球場では諦めよう」というのが理由だとか。


2005年、宮城球場でお酒を販売したのは、「アサヒ」・「キリン」・「サッポロ」の三社でした。


更新日現在、
サントリーはプレミアム・モルツの販売を行っています。 (雑学研究家 安田泰淳)


    







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