著者 安田泰淳(雑学研究家)



生ビール!生ってどんな意味ですか?

昔むかし、ビールを造っていくときに、熱処理(パストリゼーション)という段階がありました。「熱処理」というのは、ろ過が終わったビールをびん・缶に詰めた後、温水のシャワーをかける事で、ビール酵母の働きを止める方法です。


微生物によるビールの劣化を防ぐために行います。


現在のろ過技術は昔と比べてとっても進んでいます。よって、熱処理をする必要がなくなったのです。
日本では、熱処理をしないビールを非熱処理、または「生」と表示してもいい事になっています。


つまり、生とは熱処理をしていない!という意味だったのです。


ちなみに、クラシックラガービールは昭和40年頃の味を再現したビールなので、できるだけ40年前と同じ造り方になっています。 よって、熱処理をしているビールです。


居酒屋さんで、「やっぱり生だね~」と美味しさをかみしめていた方へ・・・
・・ 缶ビールも生ですよ(^^)  (雑学研究家 安田泰淳)


    










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