著者 安田泰淳(雑学研究家)



囲碁の碁石!「黒」と「白」の大きさが異なるのは何故ですか?

実は碁石の大きさは微妙に異なるのです。


白が直径21.9ミリ、
黒が直径22.2ミリです。 いったい何故だろう?


実は・・・
明るい色は目の錯覚により大きく見えたり広く見えたりするのです。これらの色は膨張色といわれ、等身大よりも大きく見せてしまうのです。


特に、一番明るい色が白なので、囲碁を楽しむにあたりちょっとした困難が付きまといます。


囲碁は領地を争うゲームです。
白と黒の大きさ(見え方)が異なると、プレイヤーは混乱してしまいます。そこで、白を若干小さくすることで、碁石の大きさを同じように見せているのです。


ちなみに・・・
この白と黒の碁石は何でできているかというと・・・


最高級の碁石では、
白は蛤(はまぐり)の貝を使用しています。蛤が使われ始めたのが明治初期で、その大半は大阪で作られていました。しかし、良質な貝が減少すると、その産地を宮崎県の日向に移し現在に至ります。


黒は三重県で取れる那智黒石(なちぐろいし)と呼ばれる重圧感のある岩で作られます。


囲碁の歴史は不明ですが、今から2000年前~4000年前に中国で発祥したのではないか?と伝えられています。過去をさかのぼると、三国志の英雄!関羽も囲碁を楽しんでいたとか♪ (雑学研究家 安田泰淳)


    







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