2014年7月14日更新 著者 安田泰淳(雑学研究家)            




スタジオジブリ!ジブリってどんな意味?



スタジオジブリのトトロのデザイン!
実はとなりのトトロが大ヒットしてからこのマークに変更したそうです。


1984年に公開された風の谷のナウシカ
1986年に公開された天空の城ラピュタ


この二本の映画が大ヒットするのですが、安定して収入を稼ぐことができませんでしたので、社員を雇用せず、映画の制作が完成したら、スタッフ一同を解散させる事で経営せざる負えなかったのです。 


しかし、


1988年に公開されたとなりのトトロがヒットし、予想していなかったキャラクターグッズが舞い込んできます。それを製作費に充てる事で経営的に余裕ができ、これ以降、トトロマークを使用する事になったのです。(トトロは守り神なのかもしれません^^)


さらに、1989年に公開された魔女の宅急便が記録的な大ヒット(264万人)すると、宮崎駿さんは、スタッフの社員化と固定給制度の導入を訴え、従業員の賃金倍増を掲げます。


さて、そんなスタジオジブリですが、
そもそもジブリってどんな意味があるのでしょうか?


飛行機マニアの宮崎さん!
第2次世界大戦中、イタリア・カプローニ社の軍用偵察機の名前がギブリ(Ghibli)という名前のものでした。


ギブリは、もともとサハラ砂漠に吹く熱風を表したイタリア語です。宮崎さんは、「日本のアニメーション界に熱風を起こそう」 このような気持ちから、スタジオジブリにしたそうです。


どうして、スタジオギブリではなかったの?
この詳細は不明でしたが、読み方を誤ったのではないか?との説が存在していました。


日本のアニメーション業界!
その多くは海外にお仕事を発注する仕組みで、多くのテレビ番組が制作されています。しかし、宮崎さんは日本の人材を育てる事を第一に考え、ほとんど日本で制作しています。


日本の文化として定着しているアニメ業界!このクオリティを守っている会社こそが、スタジオジブリなのかもしれません。 (雑学研究家 安田泰淳)