2014年9月2日更新 著者 安田泰淳(雑学研究家)            




シンデレラ!中国人だったって本当ですか?

今日のテーマはシンデレラです。
まずはシンデレラのストーリーを振り返りましょう♪
お金持ちの家で育っていたシンデレラ。幼くして母親が亡くなり、さらにお父さんが亡くなると、継母にこき使われます。

奴隷扱いのシンデレラ(TT)

ある時、王様のお城で舞踏会が開かれます。シンデレラも参加したかったのですが、継母がそれを許しません。しかし奇跡が起こるのです。森の妖精が現れて、シンデレラは魔法により豪華なドレスが出てきました(o^。^o) かぼちゃの馬車も登場し、舞踏会に行けるようになったのです。

魔法の効力は夜の0時まで。

シンデレラに一目ぼれをした王様は夢中になって踊ります。そして、魔法の効力がなくなってしまう0時になりました。急いでお城を出ようとしたシンデレラでしたが、履いていたガラスの靴をお城の階段に落としてしまうのです。

シンデレラにもう一度お会いしたい。
王様は落ちていた靴を頼りに、ぴったりあう女の子を探していました。そして、見事にシンデレラを見つけだし、王様とシンデレラはめでたく結婚♪ そんなお話となっています。


シンデレラといえばガラスの靴にディズニーランドのシンデレラ城・・・・ いかにも西洋風なものをイメージしてしまいますよね。しかし、シンデレラはディズニーのオリジナル作品ではなく、シャルル・ペロー(1628 - 1703 フランスの詩人)がまとめた童話集の一つに過ぎないのです。(あくまでもまとめただけです)


このお話が改ざん(独自の演出)されてゆく中で、ディズニーのシンデレラが誕生するのです。


なんと、世界中には700編以上あるシンデレラの類話。


あるシンデレラ研究者がそのルーツをたどってみると、最古のシンデレラは中国の「葉限(イエシェン)」という物語(9世紀)ではないか?と好評されているのです。


つまりシンデレラは中国人だった!?という事になるのです。


ガラスの靴は金の靴に。
魔法使いはお魚に。
お城での舞踏会は祭りにと、少々の違いはあるものの、継母もいじめ、祭りで脱げてしまった片方の靴、その靴のおかげで娘が玉の輿にのるなど・・・。現代知られているシンデレラと重なる部分も多々あるのです。


中国には纏足(てんそく)という風習がありました。足を大きくしないために、幼児期に足に布をまきつけて小さい靴を履かせる習慣です。ガラスの靴がとても小さかったのは、この纏足が関係しているのではないか?とも考えられているのです。


元祖シンデレラが9世紀のものだったなんて・・・ 雑学って本当に奥が深い(。・_・。)ノ (雑学研究家 安田泰淳) 


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