2015年1月27日更新 著者 安田泰淳(雑学研究家)            




北野映画!久石譲の音楽を使わなくなった理由

能ある鷹は、爪を隠さなければいけないのだろうか?
ということで、今回は北野映画と久石譲さんの関係について、迫ってみたいと思います。


北野武さんが監督を務める映画を、俗に北野映画と呼ばれています。そして、この北野映画の音楽を担当していた人物こそが久石譲さんという方でした。


いわば、”北野映画の代名詞”・・・  かと思いきや・・・・・・


実は、2002年に公開された、Dolls(ドールズ)を最後に、久石さんは北野映画で音楽を担当していなかったのです。


その男、凶暴につき(1989年) -  久米大作
3-4X10月(1990年) - BGMなし
あの夏、いちばん静かな海。(1991年) - 久石譲
ソナチネ(1993年) - 村川 役 - 久石譲
みんな〜やってるか!(1995年) - 久石譲
キッズ・リターン(1996年) - 久石譲
HANA-BI(1998年) - 久石譲
菊次郎の夏(1999年) - 久石譲
BROTHER(2001年) - 久石譲
Dolls(2002年) - 久石譲
座頭市(2003年) - 鈴木慶一
TAKESHIS'(2005年) - NAGI 掛川陽介 藤川祥虎
監督・ばんざい!(2007年) - 池辺晋一郎
アキレスと亀(2008年) - 梶浦由紀
アウトレイジ(2010年) - 鈴木慶一
アウトレイジ ビヨンド(2012年) - 鈴木慶一
龍三と七人の子分たち(2015年) - 鈴木慶一


本当だぁ( ̄0 ̄)゛
最近では、鈴木慶一さんを起用していますねぇ。


はたして、北野映画で久石譲さんの音楽を、使わなくなったのは何故だろう?


答えは、水道橋博士が意味深な回答をしていましたので、ご紹介させていただきます。


水道橋博士
『一番凄いのは「HANA-BI」でベネチアで金獅子賞を取ったとき、特に久石さんの音楽がすごく評価されて、そしたら次回から久石さん切ったんですよ。音楽がいいんじゃないって』


実際、たけしさんが久石さんを切ったのはDollsからですが、音楽そのものが、たけしさんの意図を超えてしまったために、担当から外したのではないか?このように考えるのが自然だと思います。




上記の動画に注目です。
菊次郎の夏が成功した理由をたけしさんが解説しています。


今までの映画は、編集したものに音楽をつけてもらっていたけれど、今回は音楽の内容を細かく指示し、そういうやり方で成功したけれど・・・(40秒あたりに注目です)


「成功したけれど・・・・・(少し間が)」


たけしさん、何か不満があるようです。
やはり、水道橋博士が言うとおり、久石さんの音楽が良すぎてしまい、主となる映画のイメージを超えてしまった事が関係しているのかもしれません。 (雑学研究家 安田泰淳) 

    


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