2014年1月29日更新 著者 安田泰淳(福祉研究家)              このエントリーをはてなブックマークに追加  




盲導犬!犬の名前を教えてはいけない理由


カメラ目線の盲導犬ニース

福祉ジャーナリストの安田泰淳ですm(_ _)m
2014年1月26日、塙保己一賞の貢献賞を受賞された宮城 武久先生(盲人)のお話を聞きに行きました。 →  盲導犬!服を着ている理由とは?


街で見かける盲導犬。
実は、周りの人がやってはいけない事があったのですw(゚o゚)w


一つは触ってはいけない事です。
盲導犬はご主人様を誘導しようと一生懸命に頑張っています。 盲導犬が付けている胴輪をハーネスと呼んでいますが、これが付けられている時はお仕事モードに入っています。


実際、宮城先生がハーネスを付けない状態で盲導犬ニースと歩いていると、ご主人様を誘導せず、逆に引っ張られながら移動しているのが印象的でした。お仕事モードであるにもかかわらず、盲導犬に触れてしまうと集中力が低下してしまうので、ご主人様が事故にあうリスクが高くなってしまうのです。


盲導犬を育成している協会は日本に9団体あります。
そのうち、盲導犬ニースが育った協会では他者に盲導犬の名前を教えてはいけない決まりになっているのです。


そうなんです!
他の人が「ニースちゃん」と叫んでしまうと、気が散ってしまい、お仕事どころではなくなってしまうのです。


だから、お名前を教えてはいけないのですねq(^o^)p


しかしながら、一部の盲導犬ユーザーの方は、「さすがに、名前は教えられません!なんて言えないよねぇ(* ̄▽ ̄*)」 という事で、教えている方もいらっしゃるそうです。


盲導犬の名前を聞かないことが、盲導犬ユーザーの方に対する配慮の一つなのかもしれませんね。(福祉ジャーナリスト 安田 泰淳)


    


ロービジョン友の会アリス 「盲導犬のお話」 ~“心に花を咲かせて”盲導犬とともに~


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