2011年10月23日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家)



そもそも福祉って何ですか?

福祉とは「幸福」や「幸せ」と表す単語です。


児童福祉  = 児童の幸せ
障害者福祉 = 障害者の幸せ


そもそも福祉という言葉は戦後に生まれた単語です。


戦争に負けた日本はGHQの支配下となります。やがて、GHQはwelfareを意味する単語を日本国憲法に表記しなさい!と命令を出すのです。


しかし、福祉という単語がまだ存在していませんでしたので、「welfareを表す日本語を作らなければならない!」 


そこで誕生したのが福祉という単語でした。


福祉という単語に注目してみると・・・


福祉の「福」は幸福の福!
そして、福祉の「祉」には神の恵み!という意味が込められています。


「福」にも「祉」にも左側に「ネ」という字が入っています。
この「ネ」の旧字にあたるのが象形文字の「示」になります。どうやら、この「示」には神や天という意味があるそうです。


もう一度、福祉の「祉」に注目してください。
「ネ」に「止」と表記されています。つまり、神様がとどまり続ける = 幸福が長く続くように! という意味が込められています。


福祉の本質を、
漢字から受け止めることができるのではないかと思います。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)


    


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