2012年8月29日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家)



ダウン症!どのような症状が現れますか?

前回、そもそもダウン症とは何だろう? というテーマでレポートを書きました。 → 福祉の知識13  今回はこの続きとなります。


ダウン症の身体的特徴は、顔の中心部がそれほど成長しないのに対し、外側は成長する点です。その為、顔の起伏がそれほどなく、目や鼻が小さいのに対し、外側が成長しているので目が吊り上がっています。


頭が小さいのも特徴の一つで、頭を上から見た時、縦の長さが短くなっています。 その他、「舌がやや長い」、「小指が短い」、「手のひらにますかけ線」(頭脳線と感情線が一つになっており、手のひらを横断している手相)などが見られます。


マスカケ線(猿線) 徳川家康がこの手相を持っており、掴んだ運を離さない縁起のいい相として知られています (画像は手相で幸せ探しから引用)


ダウン症の症状
知的障害を伴うケースが多く、ダウン症の約80パーセントの方がIQ30~59で占められています。


その他の症状として、
約60パーセントが難聴
約40パーセントが心臓疾患
約15パーセントが頚椎(頭を支える骨)の不安定
3パーセント~8パーセントが消化管の奇形  などが現れます。


体の筋肉が柔らかいので、歩けるようになるのに時間がかかります。 また、乳児期になかなか体重が増えず、運動機能の発達が遅れる傾向にあるようです。


性格は個人差にもよりますが、
一般的に、「陽気で穏やか」・「優しい」・「人懐っこい性格」等、人々を和ませてくれる性格があります。 一方で、「気分屋さん」・「頑固」という一面ももっており、気分が急変することもあるようです。


また、明るい表情をしていても本当は辛かったり・・・
そっけない表情をしていても本当は嬉しかったりと、気持ちと表情がかけ離れる事もあるようです。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)


    


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