2012年9月5日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家) |
自閉症スペクトラム!とは何ですか?
前回、自閉症とは何ですか?というテーマでレポートを書いてみました。
→ 福祉情報17参照
自閉症の主な特徴は主に三つ存在します。 〇「社会性の欠如」 〇「コミュニケーション能力の欠如」 〇「想像力の欠如」
主にこの三つが伴った時、自閉症と診断される事になっています。
自閉症スペクトラムとは・・・ 1990年代に自閉症の研究者によって提唱された概念です。
スペクトラムとは連続体という意味があります。
虹を思い浮かべてください。
一般的に七色ありますが、境界線が存在しませんので、どこからが黄色で、どこまでが緑なのか? がはっきりしていません。
この虹色のように、自閉症の症状は重度のものから軽いものまで、様々な特徴が存在しています。
100人いれば、100通りの性質があり、この自閉症に類似した症状をまとめて、”自閉症スペクトラム” という言葉で表しています。
というのも、どこまでが自閉症でどこまでが健常者なのか? が曖昧ですので、スペクトラムという言葉を用いているのです。
つまり、自閉症スペクトラムと診断された場合、
「限りなく軽度のもの ~ 重度の自閉症」 ←この枠の中に含まれていますよ。 というメッセージが込められています。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト
/ 障がい者就労研究家)
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