2012年10月1日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家)



盲導犬の入店!拒否することはできますか?

障がい者の方が社会に参加していくために、大切なパートナーとして位置づけられているのが補助犬です。


2002年、身体障害者補助犬法が施行されました。この法律で、「補助犬は普通の犬ではありませんよ。」 と定められる事になったのです。


法律で定められた補助犬には明確な定義が存在します。

〇盲導犬 (視覚障がい者の方を安全に誘導する犬)
〇介助犬 (身体障がい者の方にサポートをする犬)
〇聴導犬 (聴覚障がい者の方に音を伝える犬)


「盲導犬」・「介助犬」・「聴導犬」 
これらの犬を補助犬と呼んでいます。


この法律の特徴は一般に存在している公共施設や民間施設に対し、「補助犬を受け入れないといけませんよ。」 と定められている点です。


つまり、「スーパーや飲食店などで補助犬を拒否してはいけませんよ」 と義務付けられているのです。


この法律は努力義務として存在していました。


しかし、2007年に法律が改正され、常勤労働者56人以上の企業に対し、補助犬の受入れを完全に義務化する事になったのです。(2008年施行)


ここで、問題になってくるのが補助犬の衛生面とアレルギーです。


実は、身体障害者補助犬法では盲導犬を利用している管理者にも、その責任を義務付ける文言が記載されているのです。


共存社会を実現させるために設けられた義務とは何でしょうか? 次のレポートに続きます。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)


    


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