2012年10月15日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家) |
知能指数と偏差値の違いって何ですか?
知的障害の定義は法的に存在していません。
しかし、一般的にいわれている知的障害の定義とは
〇知能機能の発達の遅れ 〇適応機能に支障をきたした状態 〇発達期に生じたもの
主にこの3つが決めてとなっています。 関連記事 → 今更ですが知的障害とはなんですか?
知能とは、「物事を知り」、「考え」、「判断」する能力をいいます。この、「知能機能の発達の遅れ」 を調べる方法こそが知能検査と呼ばれているものとなります。
そして、知能検査で表された指数がIQ(知能指数)と呼ばれるものです。
知能検査は、「図形を用いたり」・「数字を用いたり」・「言語を用いたり」 することで、知能の発達などを調べています。
つまり、知能のレベルを数値化したものが知能指数というわけです。
知的障害の目安の一つに、このIQが70以下の状態を ”知的障害” と呼んでいます。
一方、偏差値とは、お勉強で学んだ事が、集団の平均値からどの程度へだたっているかを示す数値です。つまり、学校などで学んだ事が、どれだけ身についたか?を示したものとなります。
天才的な発明家はIQが高い傾向にあります。 それは、「知る力」、「考える力」、「判断する力」 がずば抜けているためです。
記憶力が重要な役割を示す偏差値とは、少しだけ性質が異なるものだといえるでしょう。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)
福祉情報53へ そもそも、知的障害の原因ってなんですか??
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