2012年10月24日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家)



睡眠障害!ナルコレプシーとは何ですか?

「昼間なのに、強烈な眠気が襲ってくる!」


このような症状を訴える人がいたら、ナルコレプシーを疑ってみてください。「Narco=眠り」・「Lepsie=発作」 発作とは病気の症状が急に起こることをいいます。


つまり、眠りの衝動(睡魔)が急に襲ってくる現象です。


睡眠障害のない人は一日一回の周期で眠ることになりますが、ナルコレプシーの場合、睡眠と覚醒の周期が短く、寝たり起きたりを繰り返すのが特徴です。


その為、「やる気のない奴だ!」・「気持ちがたるんでいる」 などの印象を与えてしまい、これがナルコレプシーを抱えている人をさらに苦しめる結果となってしまいます。


ナルコレプシーは知名度が低く、また睡眠障害そのものが認知されていませんので、誤解を受けやすい障害でもあるのです。日本人の場合、ナルコレプシーの有病率は約600人に1人といわれています。


身近に存在しても不思議ではない障害なので、どうか頭の片隅に入れていただければ幸いです。


ナルコレプシーには特徴があります。


〇金縛りにあいやすい
ナルコレプシー!金縛りにあいやすいのは何故?(福祉情報61参照)


〇感情の高ぶった状態になると、体の一部分、若しくは全身の筋肉が緩んでしまい、力が入らない現象が起こります。(この症状は数秒から数分で回復します)原因は不明です。 ちなみに、この症状を情動脱力発作(カタプレキシー)と呼ばれています。


〇深い眠りが得られない。(熟眠できない) 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)


◎ナルコレプシーの原因
ナルコレプシーの原因はなんですか?(福祉情報62参照)


    


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