2012年11月5日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家)



ユニバーサルデザインとは何ですか?

「ユニバーサル」 + 「デザイン」 それぞれの意味を調べてみると

「ユニバーサル」 = 「全体の」
「デザイン」    = 「模様・設計」

つまり、「老若男女」・「障害の有無」・「国籍の違い」・「文化の違い」 など、『全ての人が利用できるデザイン設計が大切ですよ~』 ← このような概念をユニバーサルデザインと呼んでいます。


ユニバーサルデザインの提唱者はノースカロライナ州立大学(米)のロナルド・メイスさん(1941~1998)です。メイスさんは9歳の時にポリオと呼ばれるウイルスににかかってしまい、生涯電動車いす生活を余儀なくされてしまいました。


ある時、メイスさんはバリアフリーという概念に疑問を抱きます。


メイスさん
「障害があるから付け加える!これがバリアフリーの考え方だ。 すると、障害がある人もない人も、知らないうちに心のバリアが生まれてしまう。 ならば、最初からみんなが使いやすいものを作ればいいのではないか?」


このような考えから、ユニバーサルデザインの研究を始めるのです。


例えばトイレです。
障がい者専用のトイレがあると、障がいのない人は使おうという気持ちにはなりません。そうではなくて、誰もが使える広々としたトイレを作ればいいのではないか?


このような概念を提唱したのがロナルド・メイスさんなのです。では、具体的にどのようなアイテムが存在するのでしょうか?次のレポートに紹介したいと思います。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)


    


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