2013年1月7日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家)



性同一性障害の方はどのぐらいいるの?

様々な差別や偏見を受けている性同一性障害の方たち。
特に、職場での偏見が皆さんを苦しめているようで、男性が女性のファッションで通勤した事が服務規律違反となり、懲戒解雇を宣告された人もいるぐらいです。


男性が男性として我慢して生きていく事よりも、その人らしい生き方ができればいいのになぁ・・・ また、そんな寛容な社会になれば嬉しいなぁ(ノ^-^)ノ


そこで、今回は性同一性障害の方はどのぐらいの割合で存在するのだろうか?について調べてみました。


性同一性障害! 実はある用語が存在していました。
「MtF」(エムティーエフ) と 「FtM」(エフティーエム)  です。


「MtF」とは、生物学的に男性だけど、性の自己意識が女性のケース
「FtM」とは、生物学的に女性だけど、性の自己意識が男性のケース


「male」(メール) = 「男性」   「female」(フィーメル) = 「女性」


2004年に施行された、
「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」では、


ある一定の条件を満たすと、戸籍上の性別を変更することができるのです。


この基準のひとつが、
「性適合手術を受けているかどうか?」 つまり、性転換手術を受けているかどうか?があげられます。


この法律で、性別記載を変更した人数は2011年までの間に2847人存在しました。(年々、増えています) 最低でも、2847人の方が存在する事がわかります。


新受 既済
総数 認容 却下 取下げ その他
2004年 130 101 97 0 4 0
2005年 243 241 229 4 8 0
2006年 257 263 247 4 11 1
2007年 284 281 268 5 8 0
2008年 440 429 422 2 5 0
2009年 466 463 448 3 10 2
2010年 537 540 527 1 12 0
2011年 639 618 609 1 8 0
合 計 2996 2936 2847 20 66 3
   司法統計参照



日本における性同一性障害の割合ですが、
「経済的な理由で手術を受けられない」・「手術を希望するまでには至らない」、「そもそもカミングアウトができない」 など、様々な要因が存在するために実数がわかっておりません。


しかし、ジェンダークリニックで受診した人の約20パーセントほどの方が手術をしている!との統計もあり、これを勘案すると性同一性障害のラインは15,000人ほどいるのではないか?


さらに、社会的な偏見からクリニックを受診しない方も存在するので、さらに増えるのではないか?と推計する事ができます。


その割合は
「MtF」(エムティーエフ)2~3  :  「FtM」(エフティーエム) 1  
程でMtFの方が多いとのことです。


なるほど~
ところで、「性同一性障害」 という言葉のほかに、「ニューハーフ」 という言葉や 「同性愛」 という言葉などが存在します。 いったい何が違うのでしょうか?? 次のレポートでその定義について調べてみたいと思います。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)


    


福祉情報91へ 「性同一性障害」・「ニューハーフ」・「同性愛」の違いは









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