2013年3月3日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家)



挑発的!反抗挑戦性障害とは何ですか?

全ての人が障がい者!皆さんの障害、私が判断いたしましょう。ということで、今回は反抗挑戦性障害についてご紹介いたします。


挑発的なお子様をお持ちの親御さんへ。
こういう障害も存在するんだ!という事を知っていただくだけで、ココロが楽になるだけではなく、対処法に取り掛かれますので、現状を一歩だけ前進できるかと思います。


反抗挑戦性障害とは、
文字通り、反抗的で挑戦的な態度をとる障害をいいます。


目上の人に対し、必要以上に挑発的であったり、規則に対して必要以上に反抗したりします。「口論」・「意地悪」・「かんしゃくなどを起こす」・「特定の人に対して挑発を繰り返す」 など、感情をコントロールするのが苦手で、反抗期と比べ、明らかに度が過ぎる行動をとる傾向にあります。


症状は9歳前後 ~ 思春期頃にみられ、
年齢と共に落ち着くケースが多いようです。


さらにひどくなると行為障害に発展し、「動物に対する残虐」・「放火」・「窃盗」・「破壊」・「快楽殺人」に発展してしまいます。


一説によると、ADHD(注意欠陥多動性障害)を持つ子供の4割ほどが、反抗挑戦性障害を併発している!とする論文も公表されています。


ADHDを抱える子供に対しては、どうしてもしつけが厳しくなり、またADHDの知識そのもの知らない親御さんも存在し、これが愛情不足へとつながる事で反抗的になるのではないか?とする説も存在しています。


注意欠陥・多動性障害の研究で有名なラッセル・バークレー氏も、
「ADHDの子どもを持つ親は、ほかの親とくらべて、口やかましく、より指示的、拒否的で、ときには子どもに対して無頓着で配慮に欠けている」 といっているぐらいです。

また、ADHDそのものに反抗挑戦性障害になりうる脳構造が存在しているのではないか?とする説も存在しています。 まずはADHDの本質を知る事が大切になってくるかと思います。 → 注意欠陥多動性障害とは何ですか?


他に、脳機能による障害や遺伝的な要素が関係しているのではないか? などの説もありますが原因は未だに良くわかっていません。


この反抗挑戦性障害には判断基準が存在します。
つまり、「この項目にマッチした場合、反抗挑戦性障害にあてはまりますよ。」という基準が存在するのです。


その基準とはいったい・・・
次のレポートでご紹介させていただきます。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)


    


福祉情報105へ 反抗挑戦性障害!判断基準はありますか??











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