2013年3月9日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家)



痙攣!口にタオルを入れてはいけないの??

痙攣とは一時的に筋肉が激しく収縮することをいいます。


特にご年配の方に知っていただきたいのですが、
昔の常識では、痙攣をおこした時はタオルやスプーンなどを口に入れ、舌を噛まないように対処しなければいけない!


と教えられてきました。


しかし、痙攣を起こしても、舌を噛まない事が判明してからは、絶対にやってはいけない行為となっています。


どうしてタオルをいれてはいけないの?
タオルやスプーンなどを無理に口にいれることで、窒息してしまう恐れがあるからです。


では、痙攣をおこした場合、どのように対処すればいいのですか?


☆まずは落ち着いて観察をします。
特に注意しなければいけないのは、
〇呼吸をしているか?
〇意識があるか?   この部分を確認しなければいけません。


呼吸がなかったり、
痙攣が治まっても意識が戻らない場合は救急車を呼びます。


〇痙攣が5分~15分続いている
〇痙攣が二回以上繰り返す
〇体の一部が痙攣している
〇初めての痙攣
〇嘔吐や頭痛がある
〇頭を打った後に痙攣を起こした


この場合も迷わず救急車を呼んでください。


☆痙攣をしている時はあごを少しあげ、横向きに寝かせます。 嘔吐した場合、嘔吐物がつまり窒息するのを防ぐためです。


☆呼吸しやすいように衣服をゆるめます。
観察を続け、痙攣がおさまったら病院で診察をうけてください。


では、救急車を呼ぶべきかどうか??
判断が難しかしくて悩んでいる場合、どうすればいいのでしょうか?


判断を誤り、障害が残ってしまったら大変な事になってしまいます。そんな時、ある機関に電話をかければ適切にアドバイスをしてくれます。


その機関とは・・・
という事で次のレポートで紹介させていただきます。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)


    


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