2013年4月6日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家)



境界性パーソナリティ障害!どのように接すればいいのですか?

境界性パーソナリティ障害とは何だろう?
一人でも多くの方が境界性パーソナリティ障害について理解していれば、ココロを大きくして、その障害の方々と接する事ができるのではないだろうか(´・ω・`)。


という事で、その本質について調べています。


パーソナリティ障害の方は、「絶賛」と「こき下ろし」の両極端な気持ちで、相手に接してきますので、支える側に至っても、精神的に追い詰められてしまう人が多く、下手をすると精神疾患に陥るケースがあるようです。


今回は、それを承知で支えてあげたいんだ~(*'O')∧('O' ) そんな、ココロ温かな皆様の為に、レポートを書かせていただきます。


この障害の原因は残念ながらわかっていませんでした。遺伝的な要因ではないか?家庭環境が原因ではないか?とも考えられているのですが、はっきりとした原因は未だにわかっていないようです。


しかし、詳しく調べてみると、幼少期に親が子供に対して適切に愛情を注いでいないケース(親がココロに余裕がなく、または忙しかったので、子供の気持ちを受け止めてあげられなかった)で、この障害が多く見受けられているのがわかっています。


幼少期
「自分は親から見捨てられるのではないか?」


このような気持ちが根底にありますので、家族やお友達は、
「自分は絶対に見捨てないよ~」


というメッセージを伝える事が大切になってきます。
ただし、同情し親身になりすぎてしまうと、さらに依存心が強くなり、パーソナリティ障害の人が、支えてくれる相手に対し、その理想像がさらに高くなってしまいます。


すると、夜中の電話などに出ないだけで、見捨てられ不安が高くなり、精神的に不安定にさせてしまいます。 「電話に出なくれない><」 支える側の相手に対して、理不尽な不満をぶつけてくる事もあるようです。


支える側は、
この理不尽な要求に耐え切れず、見捨ててしまう傾向にあるようです。


そこで、大切になってくるのがお互いの間でルールを決める事です。
〇夜中は睡眠タイムなので、電話をするのはやめようね☆
〇仕事もあるので、電話は一日30分までにしようね☆


つまり、一定の距離感を保つ事が、将来にわたり末長く支えていくポイントになるのです。そして、できる事とできない事を明確にし、ある一線を越えたときは、「申し訳ないけど、それはできません。」と、援助の限界を設定する事も大切になってきます。


また、パーソナリティ障害の方は気分の変動が激しいので、その気分に流されてしまうと、支える側の気持ちも右往左往してしまいます。相手の気分がどうであれ、一定の気持ちで接する事が、自分にとっても、相手にとってもココロの安定につながりますので、影響を受けない事が大切になってきます。


家族の場合、
この障害は愛情が関係しているケースが多いので、「愛情を注いだつもりだったけど、うまく伝わらなかったのかも知れない。」 このような気持ちが大切になってきます。

子供の言葉から、
どういう気持ちが込められているのだろう?と想像し、子供の人格を受け入れる事が大切になってきます。 だからといって、自分の考えを曲げてでも、他人の気に入るように調子を合わせようとすると、信頼関係が築けなくなってしまうので注意が必要です。


愛情をもって、子供の人格を大切にすることが大切なのですね。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)


    


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