2013年11月4日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家)



風が吹けば桶屋が儲かる!実は盲人が関係していた

風が吹けば桶屋が儲かる・・・ 
ええ~~~(??) 風が吹いても桶屋さんは儲からないでしょ(笑) このことわざは、「意外な所に影響が出て、第三者が儲かる」 という意味になっています。


「風」と「桶」・・・⊂(´θ`)⊃
いったい、どんな因果関係があるのでしょうか?


風が吹けば砂ほこりがたち、人の目に入ることで失明してしまいます。そして、失明した人は、芸を身につけなければならないために三味線を習います。


一方、三味線は猫の皮でできています。


この三味線を習う人が多くなれば、猫の皮が必要となるので猫が殺されてしまいます。猫が減れば、ネズミの数が増えてしまう!その結果、桶をかじるネズミが多くなり、意外なところで需要が殺到!桶屋さんが儲かるではないか~(◎。◎)


というお話なのです。(そんなお話だったんだ~)


このお話は、浮世草子の「世間学者気質」(1768年)に記載されています。しかし、ここでは桶ではなく箱という言葉を用いられているとの事でした。 


ちなみに、
江戸時代、視覚障がい者のお仕事といえば、「鍼」・「灸」・「あん摩」の他に、三味線などの音楽で生計を立てる人が多かったようです。


三味線は江戸時代中期に開発された日本独自の弦楽器です。青森県の津軽地方では、家々を回り歩いては三味線を弾いてお米などをもらっていたそうです。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)


    


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