2013年11月11日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家)



糖尿病患者!ウツ病率が高いのは何故?

第54回日本糖尿病学会の報告によると、
糖尿病患者におけるうつ症状の人数は、正常者よりも2.6倍になっている事が判明したそうです。また、うつ病を発症させると、糖尿病に陥るリスクが高くなるのではないか?このような指摘をしている専門家も存在しています。


「糖尿病」と「うつ病」 因果関係があるのでしょうか?
残念ながら、現在のところはっきりとした原因はわかっていないようです。しかし、次のことが考えられています。


〇糖尿病 → うつ病
基本的に、糖尿病になってしまう方は遺伝的な要素とともに、摂生なく食事を取り続けていた人たちが発症してしまう傾向にあるようです。 しかし、糖尿病になってしまい、食事を制限されてしまうとどうなるか・・・


食事を我慢をすることで、ストレスがたまってしまいます。すると、心のバランスを整えようとするセロトニンや、やる気を出させるノルアドレナリンなどが分泌されなくなってしまいます。


このストレスが原因で、必要な脳内物質が分泌されなくなり、うつ病になってしまうのではないか?とされています。 


〇うつ病 → 糖尿病
うつ状態になると、コルチゾールと呼ばれるストレスホルモンが増加する事がわかっています。 このコルチゾール!実はインスリンの働きを制限する作用があるのです。


インスリンは血糖を降下させる唯一のホルモンですので、これが働かなくなるために、糖尿病になるのではないか?といわれています。


「うつ病」と「糖尿病」
この因果関係のカギを握るのがストレス対策だと思われます。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)


    


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