2013年12月22日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家)               このエントリーをはてなブックマークに追加  




心療内科と精神科の違いって何ですか?

平成23年の調査によると、精神障害に陥っている方は320万人ほど存在していました。(外来患者288万人 ・ 入院患者32万人)


また、国立精神神経センター精神保健研究所の統計によると、日本人の5人に1人が精神疾患だとと診断された経験がある。そんなデータも存在しているようです。


これは他人ごとではないぞ・・・ ブラック企業が許せないヽ(`д´)ノ


お仕事を頑張り過ぎた為に、ココロがおかしくなっちゃった。そんな状態に陥った時・・・ あれれ?心療内科と精神科!どっちに行けばいいのだろうか?


心療内科と精神科にはちゃんとして定義が存在しています。


心療内科とは、
心身症を対象にした心療を行っています。


Q、え?心身症って何ですか?


A、心身症とは、ココロの不調により体に何らかの症状が現れる疾患の総称をいいます。例えば、緊張やストレスからくる、「胃潰瘍」・「月経不順」・「高血圧」・「片頭痛」・「じんましん」・「高血圧」 などがあげられます。


つまり、ストレスなどココロの不調が原因で、身体疾患を治療するのが心療内科となっています。


一方、精神科とは、
精神疾患や精神障害の方を対象にした心療を行っています。 精神疾患と精神障害の違いとは何ですか? (福祉情報69)


精神疾患とは、ストレス等により精神に支障をきたした時に心療を行う場所となっています。例えば、「うつ病」・「統合失調症」・「パニック障害」・「適応障害」などがこれにあたります。


しかし、最近では心療内科と精神科の区別が薄れているのが実態です。というのも、精神科ですとイメージが悪く、どうしても患者さんに抵抗がありますので、心療内科と銘打って病院を運営されている!そんなケースが多いようです。


また、病院の名前も、「○○クリニック」等、気軽な気持ちで心療できるような配慮もなされているようです。


精神疾患の特徴は、無理をした時間だけ回復が遅くなってしまう点です。様々な事情があるとは思うのですが、ブラック企業に依存せず、お仕事を辞める勇気も必要ではないでしょうか? 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)


    


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