2014年6月20日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家)            




盲ろう者!サッカーワールドカップを楽しむ方法



更新日現在、ブラジルでワールドカップが開催されています。この開催地であるブラジルで、家族と仲間がタッグを組み、盲ろう者であるカルロス君にワールドカップを楽しんでもらいたい♪ こんな気持ちから、あるプロジェクトが決行されました。


盲ろうといえば、目と耳が聞こえない方ですよね?
どうやって、ワールドカップを楽しませようと考えたのでしょうか?



まずは手作りで、サッカーコートに見立てたボードを作ります。




左にいる男性の方は、テレビのモニターを見ながらボールの位置をカルロス君に報告しています。ボードの上に盲ろう者の指を握りしめ、上下左右に動かす事でボールの位置を教えています。これで、ブラジルが攻めているのか?守っているのかがわかりますよね\(^O^)/


右の女性の方は、盲ろう者の背中に向かってメッセージを発信しています。盲ろう者に対するコミュニケーションのひとつに、背中に文字を書く方法がありますので、この手法を用いて解説しているのだと思います。


ブラジルがクロアチア陣営に攻め込みます。そして、ついにその時がやってまいりました。 待ちに待ったゴ~~~~ルです♪



ブラジルが得点を入れました(ノ^-^)ノ おお~~ 凄く喜んでおりますね♪ ゴールが決まった瞬間をちゃんと理解しています。 


目が見えなくとも、耳が聞こえなくとも、喜びを共有することができるんです☆ スポーツって本当に素晴らしい。そして、仲間や家族はもっと素晴らしい。


みんなが協力してスポーツを楽しんでいるからこそ、喜びもひとしおなのかもしれません。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)


    


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