2014年9月18日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家)            




福祉イベント!メディアを集める方法は?



2014年9月16日
盲導犬が傷つけられた事件が発生した事を受け、JR南越谷駅前の広場にて、理解を深めるためのチラシ配りが行われました。私も点字名刺の合間を縫い、取材を兼ねてチラシを配らせて頂きました。



この日は、越谷市・草加市・杉戸町・春日部市・三郷市・幸手市・八潮市・川口市にある8つの視覚障がい者団体が集まり、大規模なチラシ配りとなりました。


また、朝日新聞・読売新聞・共同通信など、メディア7社が取材に訪れ、東京新聞は一面に。また、チラシを配り終えた後も、NHKからお問い合わせがあったそうです。



ここで疑問に思ったぞ!
「福祉イベントを立ち上げたい。日本中に発信するためには大手メディアの力が欠かせない・・・」 このような志を抱いた方は、いったい何をすればいいのでしょうか?


そこで今回、「盲導犬を傷つけないで」のチラシ配りを行った主催者に、多くのメディアが集まった背景について、直接聞かせて頂きました。


実は!この企画を行う前、「こんなイベントを行いますよ~♪」という情報を、ある機関に伝えておりました。


それは記者クラブです。


記者クラブとはいったいなんだろう?
記者クラブのHPを拝見すると、「報道機関と団体との接点となる重要な位置を占める制度」と書かれておりました。


別の媒体で調べてみると、大手メディアが中心となって構成されている任意組織で、取材を目的とするために形成されている組織という事です。


埼玉県越谷市には、越谷市役所に記者クラブが存在し、「9月16日に盲導犬を理解してもらうためのチラシ配りを行いますよ~」という情報を、記者クラブに対して事前に伝えていたのです。


この情報をキャッチした記者クラブは、それぞれの会社(本社)などに情報を伝えます。そして、「これは記事になりそうだ!」 このように思ったメディア各社が現地に駆け付け、取材を行っているのです。


へ~~(^-^) 
そんな仕組みになっているのかぁ(^o^)v


今回、盲導犬への関心が高まっていたことから、多くのメディアが現場に駆けつけ、取材を行って頂きました。


ちなみに、駅前広場でチラシ配りを行う際、警察へ行き道路使用許可申請を行っています。手続きは忘れずに☆


少しでも盲導犬への理解が深まれば嬉しいです。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)


    


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