2015年8月3日更新  著者 出川 雄一(福祉ジャーナリスト) 
 




パラトライアスロンとは何ですか?




なんだって!
2015年5月16日にパラトライアスロンが横浜で開催されるってw(゚o゚)w よーし早速行ってみよう  ε=ε=ε=ε=ε=(o  ̄ー ̄)oブーン




パラトライアスロンが注目を集めているのは、2016年9月に開催されるリオのパラリンピックが関係しています。この大会から正式種目になるために、パラリンピックの出場をめざし、熱いバトルが繰り広げられているのです。


(あるパラトライアスロン選手に話を伺うと、世界では当たり前のように障がい者スポーツがビジネスになっている。とおっしゃっていました。)


パラリンピックに出場するためにはポイントを稼がねばなりません。この横浜大会はポイントの対象レースになっているために、世界から有力な選手がこの大会に集結したというわけです。


ケリー選手(左)も横浜大会に参戦しました。リオ視覚障がい者の部(PT5)金メダル候補


パラトライアスロンとは、障がい者の方を対象にしたトライアスロンをさしています。


そもそもパラリンピックのパラとは、paraplegia(パラプレジア)」=「半身不随」を意味する単語でした。しかし、その障害以外の方でも参加できるようになり、parallel (パラレル) =「平行」を意味する言葉となるのです。


オリンピックと平行して行われる(もう一つのオリンピック)という事で、今日に至るというわけです。


なんと、”パラリンピック” という名称を考案したのは日本人だったのです。1964年の東京オリンピックから使われるようになり、1988年のソウルオリンピックから正式名称となりました。


国際トライアスロン連合によると、身体障がい者が行うトライアスロンをパラトライアスロン。そして、パラトライアスロン選手をパラトライアスリート。このように決議されるに至りました。


このパラトライアスロンは、障害の度合いに応じて5つのカテゴリーに分かれます。

PT1 
車いす利用者


PT2~PT4 
四肢欠損、筋緊張亢進、運動失調、アテトーゼ、筋力障害、受動的関節可動域障害
 (状態に応じてPT2~PT4に分かります)


PT5
視覚障害者


それぞれのカテゴリーでパラリンピックを目指す戦いが繰り広げられているのです。パラリンピックに出場できるのは、カテゴリーごとに上位6人+αです。


パラトライアスロンの本質をもっと知りたくなってきたぞ(ノ^-^)ノ という事で、リオのパラリンピックを目指している、パラトライアスリートの山田敦子選手(視覚障がい者)にお話を伺いましたので、次のレポートでお伝えいたします。 (福祉ジャーナリスト 出川 雄一) 2015/8/3


 


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