著者 安田泰淳(雑学研究家)



親子関係を結ぶと二度と結婚はできない

血のつながりさえなければ誰とでも結婚できるんだ!
と思いきや・・・


A君の父親が再婚しました。
もちろん、その女性は血の繋がっていないお母さんとなります。


しかし、父親の病気のために死亡してしまいます。


死亡後、A太郎君は血の繋がっていないお母さんの事が好きになってしまいます。そして、お母さんもA太郎君の事が好きになったとします。


この場合、結婚することは可能でしょうか?



残念ながら結婚する事はできないのです。


血の繋がりは全くないのですが、一度でも親子関係になってしまうと結婚する事ができない決まりになっているのです。


民法735条に規定されています。
「直系姻族の間では、婚姻をすることができない。第七百二十八条又は第八百十七条の九の規定により姻族関係が終了した後も、同様とする。」と記されているのです。

倫理的な配慮からこのような決まりになったそうです。 (雑学研究家 安田泰淳)

    








TOPページへ