著者 安田泰淳(雑学研究家)



赤十字に寄付をする人が多いのは何故?

大阪府知事時代の橋下徹さん
「被災地の力になりたい気持ちがあるなら、まず日赤(日本赤十字)の窓口へ義援金をお願いしたい」 訴えていました。


東日本大震災の際、有名なタレントさんや社長さん達も
「日本赤十字に寄付をする」と公表しています。


日本赤十字と他の組織!決定的な違いとは何でしょうか?


赤十字の場合、大地震などにより送られた義援金は全て義援金配分委員会に送られ、この委員会が配分計画に基づいて被災者に分配される仕組みになっています!つまり、日本赤十字が集めたお金は、経費名目でピンハネしたりせず、100パーセント支援にまわるのです。


じゃあ、日本赤十字はどこで経費を補っているの?


という疑問を抱きますが、毎年5月から6月にかけて、赤十字運動月間というものがあるのです。これは、市内の区・町内会、法人を中心に募金活動を行っており、ここから捻出されているのです。


日本赤十字は日本赤十字社法の下で運営されている特殊法人です。特殊法人とは公共の利益を遂行するために作られた法人です。


つまり、国のお墨付きがある団体という事になります。日本赤十字の名誉総裁が皇后となっている事などから、 信頼度が高い = 義援金 = 赤十字 という流れで寄付されているものと思われます。


一方、集めたお金から経費を差し引いた金額を提供している民間団体も多いようです。日本ユニセフは ”ユニセフ” と協定を結んでいますが、平時の際、集めた募金の最大25%までが運営経費にしてもよい事になっています。  (雑学研究家 安田泰淳)


日本ユニセフ協会の収支(平成25年度予算)
役員報酬計18,479,000円  
給与手当計.238,555,000円
福利厚生計58,645,000円
退職給付計18,280,000円
業務委託費計 1,099,569,000円
出典
http://www.unicef.or.jp/about_unicef/pdf/syusi_yosan2013.pdf


    











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