著者 安田泰淳(雑学研究家)



私立!国歌を斉唱している学校が少ないのは何故??

公立学校の場合、
1996年頃から文部省より、国歌斉唱と君が代の掲揚を指導するようになりました。(それまで、国歌斉唱は曖昧なスタンスを取っていたので、今ほど実施率は高くありません)


その後、君が代の斉唱を訴える文部省と、それに反対する先生との間で板ばさみになってしまった校長先生が自殺してしまい、この事がきっかけとなり国旗国歌法が制定されました(1999年)


この法律では君が代等の義務化にまでは至っていませんが、国会での答弁などを用いて、様々な解釈がなされています。


大阪府の君が代斉唱の場合(平成22年2月の府議会の答弁)
公立学校は小・中・高校ともに100%実施との回答に対し、私立学校では50パーセント前後に留まっています。


私立と公立。これだけ開きがあるのは何故でしょうか?
それは、ある国会答弁が関係しています。


私立学校に対する指導要領
「入学式や卒業式などにおいては、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するよう指導するものとする」


「指導する!」 ではなく  「指導するものとする!」 と曖昧な答弁をしたために、私立に対して厳しく指導する事ができない状態になっているのです。  (雑学研究家 安田泰淳)


    










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