著者 安田泰淳(雑学研究家)



飲み物の缶!「アルミ」と「スチール」がある理由

自動販売機で飲み物をを買うと、軽く握るとすぐに潰れるアルミ缶。もう一つは、握っても潰れにくいスチール缶がありますよね。


何故、「アルミ缶」と「スチール缶」の容器が存在するのでしょうか?


元々、スチール缶の割合が高かったのですが、時代の流れとともに、リサイクルがしやすい、アルミ缶に移行されていく事になりました。重いスチール缶よりも、軽いアルミ缶のほうが輸送コストが抑えられますので、企業にとってもメリットがあります。


しかし、アルミ缶では対応しきれない飲み物があるのです。
それは、「温かい飲み物」や「果汁入りのジュース」です。


「お茶」や「コーヒー」などは、温かいうちに缶に入れますので、冷めた時にアルミが凹んでしまいます。また、果汁入りのジュースなどは、高温で殺菌しなければなりませんので、スチール缶の方が適しているのです。


最近では技術の進歩も手伝い、アルミの缶コーヒーも発売されるようになりました。凹みなどによる圧力の問題が解決されたからです。また、スチール缶でコーヒーを販売しているのは、高級感を演出したい!というメーカー側の思惑も隠されているようです。


逆に、炭酸飲料はアルミ缶が適しているとされています。それは、外に出ようとする「炭酸の圧力」を硬いスチールで押さえ込もうとすると破裂する恐れがあるからです。 なふほど~  (雑学研究家 安田泰淳)


    












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