著者 安田泰淳(雑学研究家)



高橋是清は奴隷として売られていた!

高橋是清(たかはしこれきよ)さんをご存知でしょうか?
総理大臣を務めた人物として知られていますが、大蔵大臣の頃に活躍した政治家として有名です。


実はこの人!
日本経済を救った人物として評価されています。


1929年に起きた世界恐慌。
1930年、浜口内閣は金解禁を行います。


その後、お金を自由に金と交換できる金本位制が復活すると、円の信頼が高まってしまい、円の価値が上がってしまいます。(円高)


円高により貿易が上手くいかず、
日本経済は大打撃を受けてしまうのです。


そこで、犬養総理が大蔵大臣に指名したのが高橋是清です。金本位制を禁止し円安に導いた事で国際競争力に火がつき、日本の製品が世界でたくさん売れました。


その後、世界の国々は、「日本はずるい!」ということになり、関税をかけ保護貿易を行います。資源に乏しい日本は植民地政策に乗り出し、戦争へと発展するのです。


ともあれ、日本の経済を救った高橋さん!
子供の頃に手違いで奴隷として働かされていた過去があるのです。


是清が12歳の時、勝海舟の息子とともに留学をすることになりました。しかし、ホームステイ先の主人が是清たちにある紙を差し出すのです。


主人 「とりあえず ここにサインしてくれ!」
高橋 「ラジャリマシタ! (確認せずにサイン)」


その後
高橋 「おかしいなぁ~ 留学しにきたのに学校に行かせてくれないぞ!一体どういうことなんだ・・・」
主人 「実はこの前サインしたのは奴隷契約書だったのだ~」
高橋 「ひぇ~~~」


この結果、カリフォルニア州の農園主に売られてしまったのです!
1年間奴隷として働き、その後どさくさに紛れて日本へ脱出したエピソードが残っています。(雑学研究家 安田 泰淳)


    








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