2014年8月16日更新 著者 安田泰淳(雑学研究家) 




仁徳天皇!どんな人物だったのですか?

ああぁ~~!消費税がまた上がってしまうヽ(´―`)ノ この状況を打開できる救世主!誰かいないかなぁ? おおーー(゚◇゚) いるではないか、このお方(゚∀゚) 文章の力で復活させようではありませんか。


その名は、第十六代天皇の仁徳(にんとく)天皇です。


仁徳天皇といえば、墓域面積が世界最大だとされている仁徳天皇陵(大仙陵古墳)が有名ですよね。果たして、どんな人物だったのでしょうか?


仁徳天皇(313年即位?)は凄かった。
民のために、自らをも犠牲になって政治を行った人物です。


高台から庶民の生活を眺めていると、いくら待っても煙が上がってこない事に気付きます。 仁徳天皇は驚きます。「食事の支度をする時間だというのに、どうしてかまどから煙があがっていないのだ(謎)」 


やがて、天皇は気がつくのです。 「そうだったのか・・・(悲) 日照りや水害が続いており、民の生活は困窮していたんだね。 まさか炊く米すらなかったとは・・・」


民の生活はどん底です。


そこで、部下たちにたずねます。
「現在、朝廷の食糧はどのぐらいあるのだ?」
「ハッ!およそ3年分あります」


仁徳天皇は決断を下します。
「三年間、すべての税金を免除するのだ。それだけではない。労役も免除するのだ。 わしはこの状況を見てみぬふりをしたくないのだよ。少しでも民の負担を軽減させ、生活が安定するまでは我々も我慢しようではないか。」


一年過ぎ、もう一年過ぎ。
天皇は衣を新調せず、宮垣は崩壊状態・・・ 敷地内の草木はがボーボー、屋根は穴があいていました。(雨漏りが耐えない状況だったのですね)


それでも信念を曲げることなく、無税を続けておりました。 そして、約束の3年後(´▽`) 高台から民の生活を眺めていると・・・ かまどから、煙が上がっているではありませんか^0^


ここで、仁徳天皇の名言が生まれます。
「朕はすでに富んでいる。民は宝なり」 


天皇の奥さんは驚きます。
「宮中はすでに崩壊状態よ!おまけに私の服もボロボロです(怒) 全然富んではおりませぬ・・・」


すると仁徳天皇
「政治とはな、民を本としなければいけないのだよ。その民が富んでいるのだから、朕も富んだ事を意味するのだ」 こういって、信じられない事を訴えるのです。


「さらに3年間、民の税金を免除とするとしよう」


しかし、ここで困った事が発生します。服はなんとかなりますが、食べるものがありません。そこで、貴人のための労働奉仕集団を作り、自給自足の体制を整えたのです。


すると・・・


「私達のために、そこまでしなくても・・・・(涙)」
やがて、民の中から「どうしても税金を納めたい。納めさせて欲しいのです」というものも現れます。しかし、仁徳天皇は一向に首を縦に振りません。 すると、今度は誰から促されたわけでもなく、自分の意思で宮中の修繕を行おうとする民が現れるのです。 


「私たちは豊かになった。お願いですから税金を受け取ってほしいのです。 宮中の復旧を手伝わせて欲しいのです」 こうした声が日増しに強くなってくるのです。


自分の生活を犠牲にしてまで民を救おうとした仁徳天皇。
こうして、さらに3年の歳月が流れ、納税と宮中の修繕を認める事となるのです。


日本書紀によると、仁徳天皇陵(大仙陵古墳)は仁徳天皇が生前中に工事を始めたものだと書かれています。


あれだけお墓が大きな理由。もしかしたら、仁徳天皇に対する感謝する気持が関係しているのかもしれませんね(^^)  (雑学研究家 安田 泰淳)


仁徳天皇の歌
「高き屋に 登りて見れば 煙立つ 民のかまどは 賑ひにけり」




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