社会主義と共産主義!その違いは何ですか?
社会主義と共産主義の違いですか・・・!? ところで資本主義って何だろう? う~ん・・・ わかるような、わからないような。。。
まずは馴染み深い資本主義からです。 資本主義とは、「自由に利益を追求してもいいですよ~」とする考え方です。物の価格が国が決めるのではなく、市場で決まるのが資本主義の特徴です。
消費者のニーズをうまくとらえた人が、
より多くの報酬が得られるシステムとなっています。
資本主義の短所は、自由競争で勝利した資本家が、その資本力を駆使して政治家との関係を深め、企業よりの政治(法律)を行う事ができてしまう点・・・ などがあげられます。
一方、社会主義とは 自由競争があるものの、国がその大部分を介入する政策を取っています。株式市場も存在しますが、国がお金の大部分をコントロールしていますので、失業などはなく、安定した賃金を得られるのが特徴です。
社会主義の短所は、一生懸命働いてもお給料もほぼ一緒なので、モチベーションが上がらない点です。お仕事が保障されているために失業の心配がない反面、生産性が低くなるのが特徴です。
また、権限が国にあるので、公務員の不正(賄賂など)が横行しているのが短所です。(旧ソ連では生産性を高めるためにノルマ制度を導入しましたが、賄賂を贈る事で見逃してもらう人が多く存在してしまいました。
私有財産を制限するのも社会主義の特徴です。
共産主義とは 自由競争そのものがない制度をいいます。競争がないので、価格を決めるのも全て国になります。共産主義では全てを国がコントロールする仕組みとなっているので、社会主義のさらに突き進んだ仕組みが共産主義という事になります。
私有財産を完全に禁止するのも共産主義の特徴です。
この定義を当てはめると、純粋な共産主義国は存在しないようです。あの北朝鮮でさえ、一部の私有財産を認められているからです。 (雑学研究家 安田
泰淳)
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