著者 安田泰淳(雑学研究家)



小僧寿しチェーン!どうして小僧なの?

小僧寿しチェーンは1000店舗以上ある ”持ち帰り寿司専門” のお店です。 ところで、社名に小僧という単語が付いていますが・・・


いったい何故だろう?(´^`;)


小僧寿しの名前の由来は、
志賀直哉の小説、「小僧の神様」からきています。


主人公の仙吉はお店に入り、お寿司を食べようとしましたが、値段があまりにも高いので立ち往生していました。そこへ、身分の高い見ず知らずの人が、仙吉にお腹いっぱいお寿司を食べさせた!というお話です。


小僧寿しの創業者、山木益次は庶民が手の届かないお寿司を、みんなに食べさせてあげたい。仙吉がお腹いっぱい食べたように、俺もそういう会社を作りたいんだ!


そこで、小説のタイトルである小僧を用いて事業を展開したのです。


1964年、山木益次さんによって創業した会社です。この時のお店の名前は「スーパー寿司・鮨桝」という、ありふれた名前でした^^


しかし、お店の運営が上手くいきません!


そこで、お寿司の出前を始めましたが、それでも売り上げがさっぱりでした・・・ 山木さんは考えます。 「どうしたら軌道にのせることができるのか?」


今度は、お寿司を持ち帰ってもらおう!と考え、一号店をオープンさせたところ・・・・  お客さんが殺到したのです^0^v


それもそのはず。
ケタ違いの安さでお寿司を販売していたからです。


その後、安く仕入れるために大量仕入れをめざし、多店舗展開に乗り出し今日に至るというわけです。


小僧の神様が社名の由来だったんですね。 (雑学研究家 安田 泰淳)


    







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