キャノンではなく、「キヤノン」 なのは何故?
1934年に発表したKWANON(カンノン)
カメラでおなじみの「Canon」というメーカー! 実はカタカナで表すと、「キャノン」ではなく「キヤノン」が正式名称なのです。「ャ」ではなく「ヤ」が正解です。
いったい何故だろう?
カタカナで書いた時、文字全体のバランスを考えて、キヤノンにしたそうです。「キャノン」のように「ヤ」を小さくすると、「ヤ」の上に空白ができてしまい、ぽっかりと穴が開いてしまいます。
「見栄えが悪いのでやめましょう!」 となり、「ヤ」を大きくしたのです。(読み方はキャノンです)
マヨネーズでおなじみのキユーピー株式会社も「ユ」が大きくなっています。理由はキヤノンと同じです。
Canonの名前の由来は Canonはキリスト教の教会法を表す英単語ですが、「基準」や「標準」という意味も含まれています。「この会社は世界の標準となるんだ!」そんな思いから名付けたそうです。
1930年代のカメラはドイツ製が主流でした。 しかし、キヤノンの創業者である吉田五郎さんは「国産のカメラを作りたいんだ!」と考え、1934年に試作品を作りました。
このカメラの名前こそがKWANON(カンノン)というもので、Canon(キヤノン)の名前に影響を与えたとされています。
精機光学研究所はキヤノンになる前の名前です
ちなみに、KWANON(カンノン)は観音様の御慈悲にあやかりたい!という気持ちで名付けられたそうです。 (雑学研究家 安田 泰淳)
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