著者 安田泰淳(雑学研究家)



ポッカコーヒー!名前の由来



ポッカコーヒーのおっちゃん!
なんていうか、ダンディーな感じで親しみがありますよね♪


ポッカコーヒー(缶)が発売されたのは1972年です。
その翌年にはすでにおっちゃんが登場しましたが、特にモデルになった人はいないそうです。


缶を加熱することで中身まで温かくする!
このアイデアは創業者の谷田利景が考案し、電気メーカーのサンデンと共同開発して誕生させました。


1973年には、世界初の「ホット or コールド式の自動販売機」の製造も行いました。


ところで、ポッカコーヒーのポッカってどんな意味があるのだろう?


創業は1957年。
谷田利景さんはレモン飲料の製造販売会社、「ニッカレモン株式会社」を立ち上げます。当時、まだレモンは輸入できない状態でしたので、非常に高価な代物でした。


谷田さんはそこに目を付けるのです。


ところで、ニッカレモンのニッカって何?
谷田さんの会社は酒場も運営しており、資本関係はないものの、ニッカウイスキーと深い取引関係があったそうです。そこで、会社名にニッカという名前を取り入れたのです。


しかし、この酒場は繁盛しすぎた為に、さすがに ”ニッカ” という名前を使い続けるのはまずいだろう?となり、新しい会社名を考えるのです。


そこで、当時流行っていた、”ニッカーボッカーズ” というズボンに目をつけるのです。今でこそ作業着として定着していますが、当時はスポーツウエアとして日本でも流行していました。


「ニッカーボッカーズ! ズボンの名前にニッカが付いているではないか。これは運命的なものを感じる・・・」そこで、ボッカーズを少し変えてポッカにしよう!


1966年、ポッカレモン株式会社に社名変更するのです。(雑学研究家 安田 泰淳)


    







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