著者 安田泰淳(雑学研究家)



スマートグリッド構想!とは何ですか?

smart = 「スリム」  grid  = 「電力網」
つまり、効率的な電力!という意味になるかと思います。


スマートグリッド構想はオバマ大統領が積極的に推し進めている環境対策+経済対策です。政府の補助金を使い、コロラド州のボルダーという場所でモデル地域を作る計画もあるほどです。


現在の送電システムは発電所から家庭に一方通行で電力が送られます。しかし、次世代のシステムでは「家庭と電力会社」・「家庭と家庭」などを行ったり来たりする事ができる仕組みを目指しています。


これをスマートグリッドといいます。


家庭に太陽光発電などを取り付け、余った電力を足りないご近所さんに送るネットワーク作りです。


近所に風車なども取り付けて必要な電力を供給!社会全体で発電活動を行い融通しあう社会を!そして、電力が足りない時には車の電気をも移動させ、電力の効率化を目指す社会を考えています。


Q何故このような事を行うのでしょうか?


経済対策という考えもあるのですが、アメリカでは2003年に大規模な停電が起きてしまいました。


電力供給に不安を抱えるアメリカでは、安定供給の一環として以前からスマートグリッドの考えがあったのです。


オバマ大統領がGOサインを出した事により、このプロジェクトが本格化しているのです。 (雑学研究家 安田泰淳)


    







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