著者 安田泰淳(雑学研究家)



リストラに待った!雇用調整助成金とは何ですか?

社長!今決断しようとしている従業員のリストラ・・・ ちょっと待ってください。雇用調整助成金という制度があって、解雇ではなく従業員を休業(休業・または短時間休業)する事で、国から助成金が得られる制度があるのです!


手に職がある従業員さんを解雇するのはもったいない!景気がよくなってから、技術力のある従業員を一から育てるのは大変です。


雇用調整助成金は以前からあった制度です。


しかし、2008年12月から大幅に緩和され、利用しやすい制度となりました。そして、2009年2月には更なる緩和策が盛り込まれ、大変注目されている制度です。


例えば、中小企業の場合ですと休業で支払わなければならない手当ての4/5を国が助成してくれるのです。今までは2/3でしたので、大幅に増えたことになります。(大企業は2/3です)


また、短時間休業の場合ですと、今までは「事業所単位で一時間ごと」または「労働者単位で一日ごと」と定められていました。しかし、現在では「労働者単位で1時間ごと」に休業させる事が可能となりました。


支払った休業手当ての8割は国負担!


この制度は支払い限度日数が定められています。
中小企業の場合ですと、
支払い限度日数も最初の一年間で200日(以前は100日)に拡大。3年間で300日(以前は200日)に拡大しています。


支給を受けるには一定の条件をクリアしなければなりません。
○雇用保険の適用事業の事業主
○売り上げが前年と比べて5パーセント落ちている事
などの条件があります
詳しくは厚生労働省のサイトをご覧ください


この制度が始まってから2009年1月だけで88万人もの申請があったそうですよ。昨年の10月と比較しても100倍もの申込みがあったそうです。 (雑学研究家 安田 泰淳)


    












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