2014年7月12日更新 著者 安田泰淳(雑学研究家)            




ベネッセコーポレーション!名前の由来

更新日現在、
顧客情報が流出し、大変なことになっているベネッセコーポレーション!


妊娠・出産・子育て情報誌の、「たまごクラブ」・「ひよこクラブ」の出版会社として有名ですが・・・  そもそも、社名である「ベネッセ」とは、どういう意味が込められているのでしょうか?


ベネッセを辞書で調べても出てきませんでした。
それもそのはず!実はベネッセという単語は造語だったのです。造語とは、「既存の語を組み合わせるなどして、新しい意味の言葉をつくること」 と書かれていました。


それでは、何と何を組み合わせてベネッセという言葉になったのでしょうか?


bene(ベネ) = ラテン語で 「よい、正しい」という意味
 +
esse(エッセ)= ラテン語で 「生きる、暮らす」という意味


結果発表  『よく生きる』 という意味でした。


具体的には、「志を持って、夢や理想の実現に向け、一歩一歩近づいていく。そのプロセスをも楽しむ生き方」 という事でした。 ベネッセコーポレーションは、そんなベネッセな生き方をしている人たちを支援する会社!という事で、1991年ごろから企業理念を発表。


1995年、この企業理念にあわせ福武書店からベネッセコーポレーションへ社名変更いたしました。


ちなみに、福武書店の名前の由来です。
創業は1955年で、もともと創業者である福武哲彦さんは学校の先生だった人物です。全身である冨士出版社という会社を設立するのですが、現金が回収できず黒字倒産してしまいました。


再起を目指すに当たり・・・


福武哲彦さん
「おれは逃げも隠れもしないんだ!それを証明するために、会社名に苗字を入れて会社を成功させてやる」 ← あえて社名に名前を入れたのは、このような背景があったのですね。 


学校の先生だったからこそ、進研ゼミがヒットしたのかもしれません(^^) 


多くの個人情報が流出した背景。
それは、個人情報そのものを分散せず、合理化の為に一括管理していたからです。個人情報の扱いが大切になってきた昨今、教訓として活かしたいところです。(雑学研究家 安田 泰淳)


    










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