一部のパンに含まれる臭素酸カリウム!本当に安全なの?
スポンサーに配慮してなのか??・・・ 残念ながら、臭素酸カリウムの危険性を報じようとはしていません・・・
臭素酸カリウムとは食品添加物です。 ちなみに、食品添加物を辞書で調べてみると、「食品の製造過程で加工や保存などの目的で食品に使用する化学物質」と書かれていました。
パンを焼く時、生地に臭素酸カリウムを混ぜると発酵しやすくなりますので、ふっくらとした美味しいパンが出来上がります!
また、機械でパンを作ると、どうしても生地が傷みやすくなり見栄えが悪くなってしまいます。 しかし、臭素酸カリウムを混ぜると、パンが綺麗に仕上がりますので、この添加物を使用する企業も多いのです。
つまり、美味しさ・効率・ともに抜群なのです!
しかし、1982年にラットによる実験を行ったところ、腎臓にがん細胞が発見されたのです。 発がん性を指摘する専門家も存在し、「イギリス」・「中国」・「カナダ」」・「ドイツ」・「アメリカの多くの州」 などで、使用が禁止になっています。
Q ムム?日本は禁止になっていないの? A 実は・・・ 臭素酸カリウムをパンに入れることは認められているものの、それ以外のものに混ぜちゃだめだよ~。 となっているのです。
何でパンだけ大丈夫なのよ~?
はい。パンに関しては技術が向上しており、取り除く事ができるのです。つまり、パンを焼く時は臭素酸カリウムをいれるのですが、その後この添加物を取り除く技術があるのです。
しかし・・・ 100パーセント取り除けているのかどうかは定かではありません。
食品衛生法には
「臭素酸カリウムは最終製品に残存してはならない」と記載されていますが、検出限界値は0.5ppb(10億分の1の濃度)だからです。
臭素酸カリウムが入っているかどうか?法的に表示義務は無いそうですが、日本パン工業会は自主規定で表記しています。もし、気になるようでしたら、パンのパッケージに書かれている表示をご覧ください。このようなお知らせがかかれています。
「本製品は品質改善と風味の向上のため、臭素酸カリウムを使用しておりますが、その使用量並びに残存に関しては厚生労働省の定める基準に合致しており、第三者機関によって確認されております。((社)日本パン工業会 科学技術委員会小委員会)」
(雑学研究家 安田泰淳)
|
|