著者 安田泰淳(雑学研究家)



心臓ガン!ってあるのですか?

一般的に耳にするガンは
「胃ガン」であったり、「肺ガン」・「大腸ガン」・・・ 女性の場合は「乳ガン」等があげられます。


しかし、心臓ガンという言葉を聞いた事がありません(☆'▽'★)
心臓ガンって・・・ ないのかなぁ(・_・?)


人間には60億個の細胞があり、常に細胞分裂を繰り返しています。 しかし、何らかの原因で無秩序に増殖をしていく細胞ができてしまいます。


この細胞をガン細胞というのです。


実はガンに定義が存在します。
上皮細胞と呼ばれる場所が悪性の細胞に侵されている状態をガンというのです。上皮細胞とは、体内の表面や、体内の器官内表面をおおう細胞です。


「皮膚」・「肺」・「大腸」・「胃」などは上皮細胞に当てはまり、ここに悪性腫瘍が出来る事から、ガンと呼ばれているのです。


一方、上皮細胞の内側に存在する悪性腫瘍を肉腫といいます。
心臓は上皮細胞のカテゴリーに当てはまらないために、心臓ガンという言葉自体が存在しないのです。


心臓は横紋筋という筋肉で成り立っています。
よって、心臓にできる腫瘍を横紋筋肉腫と呼ばれています。


しかし、横紋筋は細胞分裂がほどんど起きないので、横紋筋肉腫にかかる人はほとんどいないそうです。 (雑学研究家 安田泰淳)


    








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