著者 安田泰淳(雑学研究家)



血液型!C型ではなくどうしてO型なの?

血液型は「ABO式血液型」・「Rh式血液型」・「HLA型」などなど、約300種類もの分類方法が存在しています。


「ABO式血液型」をわかりやすく説明すると、
〇赤血球に「A」というタンパク質がくっついていれば「A型」
〇赤血球に「B」というたんぱく質がくっついていれば「B型」
〇赤血球に「A」と「B」がくっついていれば「AB型」
〇赤血球に「A」と「B」がくっついていなければ「O型」


という事になります。


1900年にオーストリアのカール・ラントシュタイナーによってA型・B型・C型(現在のO型)が発見されました。


この頃、AとBがくっついていないものはC型と呼ばれていたのです。


その後、二人の学者により、赤血球にA型とB型がくっついている「AB型」を発見することになりました。


ここである議論が繰り広げられるのです。


「A」+「B」がくっついたAB型が見つかった!果たして「A」も「B」もくっついていない血液型を「C型」というのはいかがなものか?


ここで、いくつかの説に分かれます。


①この際、何も結びついていないので、ゼロ型(0型)→おーがた(O型)でいいんじゃないでしょうか?と提唱した説


②権威のある二人の学者が論文の中で、大文字の「O」と小文字の「o」を用いて血液型を表していました。この学者はドイツ語の前置詞「ohne」(~なしで)の「O」を用いたのではないか?とされる説も存在していました。  (雑学研究家 安田泰淳)


    








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