著者 安田泰淳(雑学研究家)



熱中症になってしまったときの対処方法

日射病・熱射病・熱中症。
それぞれなにが違うのだろう~??


日射病
強い直射日光を浴びたために、体温を調節する機能が低下し、体温が上昇してしまいました(><) これを日射病といいます。


熱射病
高温多湿の環境で激しい動きを長時間行うと、体内の熱を外へ放つことができず、熱がこもってしまいます(><) これを熱射病といいます。


熱中症
暑さによって引き起こされる様々な体の不調を熱中症と呼ばれています。つまり、日射病や熱射病などの総称を熱中症というのです。


それでは熱中症にかかった場合、どのような応急処置を施せばいいのでしょうか?子供が熱中症にかかってしまった!おじいちゃんが熱中症で倒れている!そんなときの対処方法をご紹介いたしますm(__)m



画像は貝原レディースクリニックから引用


体温の調節は視床下部(ししょうかぶ)という場所でコントロールされています。(写真参照) 体温が熱くなると、皮膚から汗を出して皮膚の温度を下げようとします。また、血管を拡張させる事で、体温を逃がそうとしています。


しかし、頭はデリケートなスペースです!
高温多湿!または日差しの強い場所に長時間いると、視床下部が働かなくなってしまい、体温を調節する機能が低下してしまうのです。


「日差しが強い時に帽子をかぶらないとアホになるよ」
よく親にいわれて育ちましたが・・・・ 体温を調節する視床下部がアホになってしまうのです(〃 ̄▽ ̄〃)


また、視床下部が働いているにも関わらず、水分補給を怠ったがために、皮膚から汗が出なくなり、体温が下がらないケースも考えられます。


お子様がいる家庭では水分補給の大切さ・日差しが強いときは帽子の着用・汗をかきすぎたら日陰で休む!等のアドバイスを行ってくださいね。


調子が悪くなってしまった場合・・・(><)
この視床下部を回復させなければなりません。


①まずは涼しい場所(クーラーのきいた場所や風通しの良い場所)に運び、衣服をゆるめて安静にします。


②視床下部が回復していません。よって、外から体温を下げなければなりませんので、「袋に入れた氷水」や「冷たいタオル」などで、血管の太い場所(わきの下・首のまわり・脚の付け根)などを冷やします。


③水分補給をしてください。特に体内に塩分が不足しているので、スポーツ飲料などを飲ませてください。


「吐き気」・「嘔吐」で水分が補給できない場合。
意識がもうろうとしている場合は迷うことなく救急車を呼んでください。


〇裁判沙汰になっている・・・
特に子供を指導する先生や監督は注意が必要です。


足の痙攣は熱中症が原因で起こることもあります。
「痙攣が起きているのにもかかわらず、体育の授業やスポーツを続けさせた為に脳に後遺症が残ってしまった!」 「高温多湿の環境で、長い時間練習をしたために熱中症にかかってしまった。 その結果、後遺症が残ってしまった」 このようなケースが実際に存在していました。


訴訟に発展しますので、
特に指導者の方は注意してくださいね☆ (雑学研究家 安田泰淳)


    








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