著者 安田泰淳(雑学研究家)



排尿トラブル!過活動膀胱とは何ですか?

①「最近トイレが近いなぁ~」
②「非常に強い尿意を感じる」
③「突然の尿意に、トイレまで我慢できずに漏らしてしまった」


周りの友達がこのよう症状を訴えた場合!
過活動膀胱(かかつどうぼうこう)ではないか?と教えてあげてください。


過活動膀胱とは自分の意思とは関係なく、膀胱(ぼうこう)が勝手に収縮する病気です。排尿は膀胱に圧力を加える事で尿を出す仕組みになっています。しかし、膀胱が勝手に収縮(圧力)が加わる事で、コントロールを失い、尿のトラブルを引き起こしてしまいます。


過活動膀胱の原因は、
〇「脳と膀胱」を結ぶ神経がトラブルを起こしているケース
〇「神経とはまったく関係がない要因」 とに分けられます。


〇神経のトラブルの場合は、「脳卒中」や「パーキンソン病」などにより、脳と膀胱の意思疎通がうまくできない事が考えられます。そのため、膀胱にオシッコがたまっていないのにもかかわらず、排尿の指示を出そうとしたり、尿の出し閉めをするための筋肉(括約筋)が上手く働かない状態になるそうです。


〇神経と無関係の場合は、骨盤底筋という骨盤を下で支えている筋肉が弱くなっていることが考えられます(腹圧性尿失禁)。


「妊娠」・「出産」・「ホルモンのバランスの悪化」などにより、骨盤底筋が弱くなり、尿の出し閉めをするための筋肉(括約筋)が弱くなるそうです。→ 「骨盤体操」がちょっとした人気になっています


過活動膀胱は原因がわかっていないケースもありますので、気になる方は、一度泌尿器科(ひにょうきか)に受診をされる事をおすすめします。 (雑学研究家 安田泰淳)


    








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