著者 安田泰淳(雑学研究家)



乳児!ハチミツを与えてはいけないのは何故?

栄養の高い自然食品にハチミツがあります。


しかし、ハチミツにはボツリヌス菌の胞子が含まれているおそれがある!として、厚生省は「一歳未満の乳児には与えてはいけない」 との通達を出しています。(1987年)


ポツリヌス菌とは毒素を作る細菌で、生物兵器として研究されていたものです。 実はオウム真理教での悪臭騒動がありましたが、原因はこれでした。


ボツリヌス菌は土壌などで育ちますが、その土壌で育った植物が汚染され、さらに汚染された花粉をミツバチが吸収している事が原因にあげられています。


本来、このような蜂蜜を食べたとしても特に影響はありません。それは、体内で作られる胃酸や腸内細菌がやっつけてくれるからです。


しかし、腸内細菌が未形成な1歳未満の乳児に対してはそうもいきません。ボツリヌス菌が腸管で発芽し、ボツリヌス中毒症をおこしてしまう場合があるからです。 (乳幼児ボツリヌス症)


症状は、「頑固な便秘」、「哺乳力の低下」、「全身が脱力状態」など、様々な症状を引き起こします。


1歳未満の乳児には蜂蜜を与えないよう注意してください。 (雑学研究家 安田泰淳)


    








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