著者 安田泰淳(雑学研究家)



細菌とウイルスの違いって何ですか?

インフルエンザはウィルスが原因ですが・・・
0-157は細菌が原因です。


えええ? ウィルスと細菌は何が違うの? ο┤*´д`*├ο 


決定的な違い
細菌は細胞を持っています。
つまり、自分の力で繁殖することができるのです。


しかし、ウィルスは細胞を持っていませんので、他の生命体にもぐりこんで繁殖をしようとするのです!


細菌は体中に入り込み、細胞にくっつくことで栄養を吸収しています。栄養を吸収すると人体に害を及ぼす毒素を出してしまい、周りに存在する健康な細胞を破壊してしまうのです。(がん細胞など)


一方、ウィルスは細胞をもっていないので、人間の細胞の中にもぐりこみ、自分のコピーを作ろうとします。コピーでいっぱいになった細胞は、次第に壊れてしまい、その繰り返しで増殖していくのです( ̄□ ̄;)


細菌は抗生物質で繁殖を抑えられます。しかし、ウィルスは細胞を持たないので抗生物質は効きません。ウイルス性疾患で病院へ行き、抗生物質を処方されたら、受付で尋ねてみたほうがよろしいかと思います。


一昔前まで、薬でウイルスをやっつける事が不可能だと考えられてきました。しかし、アメリカの女性化学者であるガートルード・エリオン(1918 - 1999)がヘルペスウイルスに効く抗ウイルス剤(その作用を弱めたり消滅させたりする薬剤)、アシクロビルを開発し、1988年にノーベル賞を受賞しています。


とはいうものの、ウイルスに関してはまだまだ解明されていないものも多く、あのノロウイルスに効く薬は未だに存在していません。


ウィルスに効果的なのが人間が持つ免疫です。
免疫はウイルスをやっつけてくれるので、ストレスをためない生活を心がけたほうがよろしいかと思います。 (雑学研究家 安田泰淳)


    








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