著者 安田泰淳(雑学研究家)



みかんなどに含まれるβクリプトキサンチン!がん予防や老化などに効果がある

みかんをいっぱい食べると肌が黄色くなります。
これは、みかんの色素であるβ(ベータ)クリプトキサンチンが脂肪酸に溶けてしまうためです。 → 健康雑学93参照


このβクリプトキサンチン!


ガンを抑制したり、骨の代謝を活発にしたりする役割があるのではないか?といわれており、10年ほど前から注目を集めているのです。


人間は常に酸素を取り込んでいます。しかし、使われなかった酸素の一部は、活性酸素と呼ばれるものになってしまい、体をさび付かせているのです。


これがガンや老化の原因となっています。


しかし、動物実験などから、βクリプトキサンチンは活性酸素をガードする役割が確認されており、皮膚がんや大腸がんなどに効果がある事がわかっています。


ある実験によると、一週間にみかんを二個食べている人は、みかんをまったく食べていない人と比べ、βクリプトサンチンの割合が2倍から3倍ほど多かったそうです。


最近、さらに研究が進められ
2007年、脂肪細胞が大きくなるのを防ぐ役割がある
2009年、腸の免疫能力に効果がある


などの発表もありました。


βクリプトキサンチンが含まれる食べ物は
「みかん」・「グレープフルーツ」・「レモン」・「ニンジン」・「かぼちゃ」・「マンゴー」・「とうもろこし」などです。


摂りすぎによる副作用は報告されていませんが、偏った食べ方は控えたほうがよろしいかと思います。 (雑学研究家 安田泰淳)


    








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