心臓マッサージ!そもそも心臓ってどこにあるの?
心臓の機能が停止してしまったら、心臓マッサージを行います。
Q、ところで、心臓マッサージを行うのは何でだろう? A、実は全身に血液を送るためにマッサージを行うのです。
つまり、心臓が機能していないので、手動で体中に血液を送り、酸素を供給しているのです。
というのも、脳は酸素を溜める事ができません。
そこで、脳などに酸素などを送るために、『強く』・『早く』(一分間に100回ほど)心臓マッサージを行わなければならないのです。(強く押せば、脳に酸素を送る事ができるのです)
よって、脳に酸素を送るために、人工呼吸を合わせて行うのです。(心臓マッサージだけを行った方が救命率が高くなる!という説も存在していました)
A、ところで、心臓ってどこにあるの?
画像は心臓外科治療の最先端から引用
上の画像をごらんください。 心臓といえば左胸にある!というイメージがありますが・・・ 実はほぼ真ん中にあるのです。
ちなみに、左の胸から鼓動が聞こえるのは、左心室が少しだけ左に寄っているためなのです。この左心室から全身に血液を送り出しています。
マッサージをする場所は乳頭と乳頭を結ぶ線の真ん中です。
乳児・小児の心肺蘇生法(応急救護)から引用
特集「AHAガイドライン2005」から引用
左心室がある左側を強く押すと、骨折する恐れがありますので注意が必要です。正しい位置で心臓マッサージを行えば、骨折するリスクは軽減しますが、まったく折れないわけでもないようです。
また、骨折を恐れて心臓マッサージをしないと死に至りますので、蘇生を優先させる事が大切になってきます。
そして、手の付け根を使って押し付けます
この時、真上から、肘を曲げないで押すのがポイントとなります。
画像は滝川市役所から引用
「乳頭と乳頭の間をマッサージするんだ!」
この知識だけでも、頭の片隅に入れておいて損はないかと思います。
イザ!という時にお役立てください。(雑学研究家 安田泰淳)
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