著者 安田泰淳(雑学研究家)



塩不足!夏ばてを起こすのは何故ですか?

「夏ばて」を辞書で調べてみると
「夏の暑さで疲れ、動作や思考力が鈍くなること」


と書いてありました。


やっぱり疑問に思ったぞι(`ο´)ノ
何故、このような症状に陥ってしまうのだろうか?


原因の一つに、体内に必要な塩分が不足してしまう事が考えられます。汗をかくと、体内に存在する塩分が放出され、血液の量が減少してしまいます。


というのも・・・・
血液の量はある法則により成り立っています。


それは、血液中に存在する塩分の量で、血液の量がほぼ決まる!という法則です。(血液中に含まれる塩分はおよそ0.9%です)


つまり、血液中(体内)の塩分が不足すると、血液中に存在する水分も減ってしまい、血液量が減少してしまうのです。


よって、全身(脳など)に送っている栄養や酸素が不足する事態となり、(血液は栄養や酸素を送っています♪) これが動作や思考力が鈍くなる要因だと考えられています。


一方、塩分を多く摂取すると、血液中の水分も増えてしまい、血液量が多くなる → 血液を全身に送っている心臓(ポンプ)を力いっぱい押し出す! → この現象が高血圧です。


また、塩分が不足すると
〇リンパ液、胃液などの消化液が作れなくなり、食欲不振に
〇のどが渇かなくなり、脱水症状 にも繋がります。


汗を分泌しているのは皮膚に存在する汗腺という腺です。
人間に含まれる汗腺は200万~500万ほど存在し、約半数の汗腺がお休みしています。


しかし、汗をたくさんかくと、休眠していた汗腺が復活し、一穴当たりの労力が減少します! また、汗をかき続けると汗腺が環境に適応するので、ナトリウムの排出量を抑えられ、サラサラな汗が排出されるのです。


よって、ジミジミした梅雨時から初夏にかけ、汗腺を慣らしておけば、夏ばてするリスクが軽減する!というのが、この雑学の結論です。


この時期、体を慣らすためにクーラーはなるべく控えたほうがよろしいかと思います。 (雑学研究家 安田泰淳)


    








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