著者 安田泰淳(雑学研究家)



雷で死なない為に!木の下が危険な理由

実は雷で死亡している人は年間およそ15人ほどいるそうです。
雷で命を落とさないためにも、しっかりとした知識が必要となってきます。是非、大切な命を守ってくださいね。


雷は高いものに落ちやすい特性があるようです。


う~ん・・・ 
高い所に雷が落ちるのは何故だろう? 


この問いを答える前に、
まずは二つの専門用語を理解しなければなりません。


〇物体に帯びている静電気を電荷(でんか)
〇電荷に力を及ぼす空間を電場(でんば)といいます。


地面が暖められ上昇気流が発生すると、
雲の中に電気が帯びます。(電荷)



すると、雲と地面の間に電場が発生します。



雲に存在する電荷がいっぱいになり、耐えられなくなると放電(雷)



電荷は電気ですので、より電場の強い所に落ちる傾向にあるのです。
この電場!より距離の近いものほど強いため、高い場所に雷が落ちやすい傾向にあるのです。


雷が鳴っているのにもかかわらず、雷対策で木の下に待機しているのは大変危険です。何故ならば、木は地面よりも高く、また電気を通しにくい性質となっているので、木に落ちた雷は地面に流れず、周りに分散してしまうためです。


つまり、木のそばにいると、感電する恐れがあるのです。


建物や自動車に非難するのが無難です。
たとえ雷が落ちたとしても、自動車は金属で覆われていますので、電気が地面に流れ抜けてくれるからです。 (ドアノブなどの金属に触れると、雷が落ちた時に感電しますので注意してくださいね^^) (雑学研究家 安田泰淳)


    








TOPページへ