著者 安田泰淳(雑学研究家)



耳垢は耳を守ってくれます!

耳垢とは、耳の穴にある「耳垢腺」(じこうせん)という所から分泌される液が、皮脂やほこり・雑菌などと混ざってできたものです。


耳垢には、「カサカサと乾燥したタイプの人」と 「ベトベトと湿ったタイプの人」がいます。何故「カサカサ派」と「ベトベト派」に分かれるのでしょうか?


これは、耳垢腺や皮脂から分泌される液の量でタイプが分かれるようです。遺伝によるものだとされています。


人種によっても差があり、
日本人をはじめ、黄色人種には乾燥した耳垢の人が多く、逆に白人や黒人では9割が湿った耳垢なのです。 欧米では耳垢は湿っている人が多数派を占めているのです。


耳垢はただの垢!汚れだと思われている方も多いのですが・・・


実は大事な役割があるのです。
耳垢にはたんぱくを分解する酵素が含まれているので、殺菌作用の効果があるのです。 また、耳垢に含まれている脂肪分は、耳穴の皮膚を守ってくれる役目をはたしているのです。


耳垢は自然と外側へでてくるしくみになっているので、無理に奥のほうまで耳掃除をしないほうが良いとする意見も存在します。


しかし、耳垢をためすぎると外耳道をふさぎ、難聴の原因にもなりますので、適度な耳掃除を心がけてくださいね^^v  (雑学研究家 安田泰淳)


    








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