2014年7月2日更新 著者 安田泰淳(雑学研究家)            




虫歯を放置!死に至るって本当ですか?

2014年、イタリア半島の西南に位置するイタリア領のシチリアで、18歳の女性が敗血症のために死亡したという情報が伝わりました。敗血症とは、「感染症を起こしている場所から血液中に病原体が入り込み、重篤な全身症状を起こす病気」です。


そうなんです!
この女性は虫歯を放置していたことにより、そのバイ菌が血液に流れ込み、肺に移動して死に至ってしまったのです。虫歯を放置すると死んでしまうケースがあるのですね。


そこで今回は、
虫歯を放置すると死に至るメカニズムについて簡単に調べてみました。


虫歯菌は歯を溶かします。そして、歯が溶けると穴があきます。さらに放置をするとどうなるか? そうなんです!歯の神経をも蝕もうとするのです。 「今まで我慢してきたけどもう耐えられない(><)」 このように感じるのは、歯の神経である(歯髄)が破壊されている時なのです。


「歯の神経を食いつくしたら、痛みが無くなるから別に歯医者さんに行かなくてもいいよね~?」と思っていたら大間違い!バイ菌はさらに範囲を広め、今度は膿がたまってしまいます。これが原因で腫れてしまったり、熱が出たりする事もあるのです。


虫歯で命を落とすケースはこの後に起こります。
さらに放置をすると骨が腐りはじめ、赤血球・白血球・血小板をつくる骨髄に菌が入ってしまいます。これが、血液にばい菌を運ばせてしまう要因となり、脳に移動して脳梗塞。心臓に移動して心筋梗塞。今回のケースでは、肺に移動して死に至ってしまいました。


しかしながら、死に至るケースはごく稀なケースです。


ひどくなった虫歯は治療しなければ治りませんので、「最悪、虫歯で死に至る事もあるからなぁ」 という認識を、頭の片隅に入れて頂ければ幸いでございます。 子供の命!守ってあげてくださいねm(__)m  (雑学研究家 安田泰淳)


    










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